• [未知なもの]No.20 少女と平野
  • 硬い鉛筆で
    ちぢれた紙に書き付けながら
    (十勝 石狩 信濃 北上…)
    少女の頭に
    次々とひろがってゆく平野

    夕どきの混雑した電車のなか
    硬い鉛筆で
    ちぢれた紙に書き付けながら
    私たちには
    夢中になれる
    真白な地図がない

    (十勝 石狩 信濃 北上…)
    電車は川を越える
    次の駅で
    私たちは各駅停車に乗り換えた

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